仙台でカウンセリングをしている、小林です。

【DV夫がキレてすぐに暴力を振るうのは、持って生まれた気質、性格、親の遺伝だから、DVは治らない】

これが社会の常識となっています。

 

これは事実でしょうか？

 

もしも、短気で暴力的なのが生まれつきであれば、人を選ばずに暴力を振るうはずです。

 

ところが、DVをする旦那さまの標的になっているのは基本的に奥さまや子ども、ペットなど近しい相手です。

このように、限定された相手にしかDVをしないのであれば、生まれつきDVとは言えません。

 

生まれつきの性格、気質、価値観でDV夫になるわけではありません。

DVをする旦那さまからお話を伺うと、共通する考え方や体験談があります。

 

DVをする旦那さまの８割以上は、身近な大人（両親・祖父母）がDVをしていたり、

自分が大人から虐待を受けながら育った【被害者】です。   育ってきた中で、無意識のうちに

【相手にわかってもらえない時に暴力は有効】と摺りこまれた時期があります。

生まれつきではなく、後天的に身に付けた価値観や考え方から影響を受けたものであると考えられます。

つまり、外から入ってきたものなので、必要ないと心から認識出来れば排除することも可能です。

 

 

【『DVする以外に方法はない』から『もともと自分にはDVはないし、DVしない方が楽だわ』】という事に

気が付けば、身近な人への関わり方も変わります。