DVを脱却するまでの4ステップ①
仙台で夫婦カウンセリングをしている小林です。
DV夫が、夫婦関係を築き信頼関係を作り上げていくには4つのステップがあります。
1段目のステップは 『自立』です。 〖自立〗とは自分の欲求を、他者に頼らず自分で満たすことです。
欲求とは
【愛所属の欲求】愛し愛されたい、わかってほしい、理解してほしい、仲良くしたい
【 力 の欲求】勝ちたい、言う事聞かせたい、他者承認欲求、上を目指したい
【自由 の欲求】思った通りやりたい、自分でコントロールしたい
【楽しみの欲求】挑戦したい、知らないことをしたい、楽しみたい
【生存 の欲求】心身の健康、安定、安心、失敗したくない
DV傾向にある方は、この欲求を自分で満たそうとせず、相手に満たしてもらう事を過剰に期待し、
満たせてもらえないと、 ストレス・不満を感じて感情をぶつける傾向にあります。
という事は、
パートナーも 〇〇したい=欲求が満たせる
ですので、
パートナーにしてほしいと望んだことでも、〇〇したいと思わないとパートナー自身がやってくれることはありません。
この原理原則を理解しておらずパートナーに欲求充足を依存していると
「〇〇してくれない」と不満が出ます。
DV傾向にある方はパートナーがやってくれるのが当然と思っている方が多いです。
例えば
・仕事から帰ってきたら癒してほしい
・自分が期待した答えを返してほしい
・必要なものを気を利かせて用意してほしい
・機嫌よく過ごさせてほしい
要するにDVをする方はパートナーに依存しているのです。
ですので、DV更生プログラム受ける方には 【自分の欲求は自分で満たしてください】 と伝えます。
【これが自立です。】
自立できるようにサポートします。
たとえば、
【力の欲求】を自分で満たす為に、難しいと感じている事へチャレンジさせます。
【愛所属の欲求】を自分で満たす為に、自分から相手の望むことをしていただき、貢献することに対しての価値を感じていただきます。
このように、
自分で欲求を満たす成功体験を作ることで、パートナーが『してくれる・してくれない』に関わらず自立できるようになります。