もう一度、あの人を愛してみようと思った日。
「もう無理。顔も見たくない」
「うるさい。何度言っても分かってくれない」
そんな言葉が、知らぬ間に日常になってしまった夫婦がいます。
でも──
ほんの数年前、いや、数十年前。
あなたたちは互いに、「この人と生きていこう」と決めたんですよね。
あの気持ちは、決して嘘じゃなかったはずです。
こんにちは。
仙台メンタルハートフルラボの佐々木です。
夫婦カウンセリングの現場では、
「夫が冷たい」「妻がヒステリック」
「どうせ私の気持ちなんて分かってくれない」
「何でこんな人と結婚したんだろう」
──そんな言葉を、たくさん耳にします。
けれど、僕が見ているのは、
「わかってほしい」と叫ぶような気持ちなんです。
非難や怒りの下にあるのは、
寂しさ、がっかり、孤独、そしてほんの少しの希望。
本当は──
「もう一度、うまくやっていきたい」
そんな願いが、ちゃんとある。
夫婦は、もともと他人同士。
考え方も、感じ方も、求める愛の形も違って当たり前です。
男性と女性の間にある“認知のギャップ”は、想像以上に大きい。
・妻の「聞いてほしい」=夫の「何を解決すればいい?」
・夫の「今はそっとして」=妻の「無視されてる」
どちらが悪いわけではありません。
ただ、歩み寄る努力が、少しずつ途絶えてしまっただけなんです。
最初から「分かり合える」と思わなくていい。
でも、分かろうとする姿勢があるかどうかで、関係は変わっていきます。
たとえば──
・相手の言い方に腹が立ったとき、「それ、どういう気持ちだったの?」と一歩聞いてみる
・「もう分かってるだろう」ではなく、「ありがとう」「ごめんね」を声にしてみる
・同じ部屋にいてもいいから、同じ空を見る時間をつくってみる
そんなほんの小さな歩み寄りが、
かすれてしまった心の接点を、もう一度つなぎなおしてくれることがあります。
人は、愛されなくなって冷めるんじゃない。
愛そうとすることをやめたときに、冷めていくんです。
あの頃の気持ちは、幻なんかじゃない。
時間の中で、日常の中で、見えなくなっていただけ。
もう一度、愛そうと思えたなら。
関係は、いつからでもやり直せます。
仙台メンタルハートフルラボでは、
冷めきったように見える夫婦関係のなかにある“まだ終わっていない気持ち”に光を当てるカウンセリングを行っています。
壊すこともできるけれど、
もう一度、育てなおすこともできる。
その可能性を、あなたが信じてくれるなら──
僕たちは、そっと背中を押し続けます。
今日も、応援しています。