自分の言葉が思ったように伝わらない

夫婦関係が悪くなる原因のひとつが「コミュニケーションの問題」です。

コミュニケーションを図れず、意思疎通がうまく行えないと、お互いの考えや気持ちを理解できなくなってしまいます。

コミュニケーションに問題が生じる原因はさまざまです。

「言葉使い」や「伝え方」「会話の数」などが原因代表的ですが

中にはお互いの「解釈の違い」によって、意図が思うように伝わらないこともあります。

たとえば、妻が「ごみ、ここに置いておくね」と言ったとします。

この時、妻は「ごみを出しておいてほしいから、お願いね」という意味を込めて言いました。

しかし、夫はごみを出すことなく、後から妻に怒られます。

「ごみ、置いておくね」という言葉を「そこに置いたんだな」と、そのままの意味で受け取ったからです。

このように、言葉の解釈の違いによって、思うように意思疎通が図れなかったり、生活スタイルが噛み合わなくなったりするのです。

夫婦の解釈の違いは、男女の考え方や価値観の違いによって生じます。

男性はものごとの「結論」をもとに、シンプルに考え行動するものです。

そのため、言われたことから「感情」や「気持ち」「意図」を察することができません。

一方、女性は「共感」を求めるため、「言わなくても分かってほしい」という心理が働きます。

「言わなくても分かってくれる」「察して欲しい」といった気持ちを持っており、言葉の意図を細かく伝えない方も多いのです。

「ごみを置いておくから、捨てておいてほしい」と言えば解決することですが、妻からすれば「夫婦なんだからわかってよ!」と思ってしまうでしょう。

こうした「男女の解釈の違い」や「価値観の違い」をお互いが理解することで、イライラしたり悩んだりせずに会話できます。

「こうして欲しいのかな?」「こう言った方が分かりやすいかな」と、お互いが歩み寄り、意思疎通を行いましょう。

そうしているうちに、いつの間にか息ぴったりの夫婦になれますよ。

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