不安で眠れないを安眠できた朝に②
不眠 仙台 カウンセリング 福島 山形
前回は不安から眠れなくなっている方に向け、セロトニンとメラトニンの観点からお話しました。
今回は睡眠を改善するための方法について、より具体的な治療法をお伝えしようと思います。
毎晩のように眠れないのは、不安やストレス以外の原因があることも考えられます。
それは夜ベッドや布団に入って「眠らない」ことが、その人の「習慣」になっている可能性があることです。
はじめは「不安」や「恐怖」、「焦り」や「ストレス」によって不眠症が始まる方が多いです。
そこから毎晩のようにベッドで悩んだり考え事をしてしまい、「ベッドでは眠れない」ことが脳に刻まれてしまうのです。
こういった現象を「条件付け」と呼びます。
習慣化した不眠症を改善するには、脳が覚えた「ベッドでは眠れない」という条件を書き換える必要があるのです。
そのために行う治療法の一つとして
「認知行動療法」があります。
認知行動療法は、不眠の原因となっている習慣や考え方を捉え、眠れるような習慣に変えていく治療法です。
「寝室は眠る場所」であり、「ベッドに入ったら眠る」ことを条件付け、習慣にすることで不眠の改善に繋がります。
「ベッドでは眠れないのに、講義中や仕事中はうたた寝してしまう」
「寝ようと思ってベッドで長時間過ごしてしまう」
こういった自分の行動を振り返り、対策となる考え方や行動を選択します。
そうして脳に新しい条件付けを行うことで、徐々に安眠できるようになるでしょう。
眠れない期間が続いている方は、ぜひ自分の習慣を見直してみてください。
今の習慣が変われば、毎日安心して眠れるようになりますよ☺️