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カウンセリングにいらっしゃった奥様より、『夫が私の思った通りに家事や育児をやってくれなくて感情的になってしまう』と言う相談を受けました。『相手には自分の望むようにしてほしい』人間はそう思うことを止めることはできません。どんなに自制しようとしても、他者への期待を無くすのは難しい部分もあります。しかも、期待は身近な人間であればあるほど大きくなります。家事、育児、仕事にしてもしてほしいことは次から次へと出てくるかもしれません。

ただし、期待をすればするほど、相手が望まない事をした時の精神的ストレスが自分にかかることを恐れ、何も言えず窮屈になってしまう方もいます。

ここでお伝えしたいのは、『結果を望まず要望を伝えることは期待とは違い、リクエストである』ということです。

リクエストとは『こちらの期待は伝えるけど、それに対する答えは相手に委ねる』というのがルールです。

・聞いてくれたらラッキー

・やってくれたらラッキー

こんな心構えで、リクエストしたら他者と良い関係が築けるのではないでしょうか？

他者が、自分の希望のために時間を使って協力してくれることは、本当に当たり前のことだろうか？

このように考えれば、自然と『感謝』の気持ちが少しずつ湧いてくるのではありませんか？

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