モラハラによるトラウマはどうすればいいか
予想していなかった出来事、災害や何らかの事故、犯罪、いじめや暴力、身近な人間の死などを体験すると人間は深い悲しみから心が傷ついてしまいます。この様な本人にとって深く悲しい出来事があると、脳の長期記憶に保存され忘れられなくなるだけではなく、直接関係なくても人から見聞きしたり、テレビやネットニュースで見たりすると自分の経験したことをフラッシュバックしてしまい、自分が受けた時と同じ感情が甦ってしまいます。これをトラウマ(心的外傷)と呼びます。
更にひどくなると、脳の中でストレスホルモンの分泌を促し、また守ってくれるホルモンの分泌が滞り、脳で誤作動による自律神経の乱れから、動悸・息切れ、不眠・頭痛・生理不順といったような身体の不調が現れます。
同じように、パートナーからモラハラを長く受け続けることによってその事象がトラウマとなって記憶に残り、上記のような身体に不調をきたす方も多くいらっしゃいます。
ではどのように対処すれば良いか?
◯パートナーと物理的に離れる→別居
・・・一度離れて、一定の距離感を保ちながら関係修復に努めることで、モラハラをしている方が自分の言動を客観的に見れ るようになる可能性が出てきます。
◯モラハラからDVへエスカレートした場合などは離婚も考える
・・・モラハラを行う本質はパートナーを「自分の思ったようにコントロールしたい」と言う欲求からきているので、言葉や態度ではコントロールが難しいと感じた場合は、暴力にエスカレートするケースもあるので、その場合は極論かもしれませんが離婚も視野に入れたほうがいいかもしれません。特に、小さなお子様がいらっしゃる場合はお子様にも矛先が行く場合があるので。
◯直接解決しようとせすに第三者に力を借りる→行政の窓口、民間サポート団体、警察に相談
・・・モラハラをしている側からすると、第三者が入ることで自分のしていることに対して罪の意識が生まれたり、「自分のしていることは大きな問題かも?」と客観視する可能性もあるので、自分のしていることを受け入れやすくなる可能性が出て参ります。
◯精神科・心療内科・カウンセリングを受診する
・・・モラハラをしているパートナーと関係修復するにしても、関係を精算するにしても非常に大きなエネルギーを要しますので、受信してご自身の精神の回復を図りましょう。
◯協力が得られそうならパートナーの両親や兄弟の力を借りる
・・・夫婦間には「勝ち負けバイアス」が生じますので、いくら正しいことを言っても「受け入れたくない」「認めたくない」「従いたくない」と思いやすいものです。なので、夫の身近な人間に協力してもらい、代わりに伝えてもらえる様お願いしてみましょう。
自分がパートナーからモラハラを受けていることを人に言えなく困っている方もいるかも知れません。ただし、問題が大きくなればなるほど解決に困難をきたす場合もあるので、恥ずかしさを小脇に抱えて一歩を踏み出していただければと思います。
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