夫婦のカウンセリングをして思うこと
相談に来てくださった奥様より
夫が私に傷つく事を言った
夫が私にとんでもない事をした
と私に相談してくださいます。
「とても酷いことされた」
「私の事は好きではない」
「離婚しかない」
喪失感、夫へ恨み辛み、心配と不安で
情緒不安定になって来院されます。
お話をよく聞いてみると、
夫がどうしてそんな行動をしなければならなかったのか、
どうしてそんな態度で奥様に接しているのか、
どうしてその言葉が出てきたのか、
とてもよく見えてきます。
例えるならば、
何の前触れも無く夫から、「離婚してくれ」と告げられた。
「昔から君の〇〇なところ、我慢できなかった」
「しばらく前から離婚しようと考えてた」
急に離婚宣告された奥さんはショックが大きく、落ち込んでいらっしゃいます。
しかし、
離婚宣告後に、なんのアクションも起こさず
いつも通り家に帰宅して、ご飯たべてお酒を飲んで好きなテレビを見ている。
奥様的には「なんなの」ではないでしょうか?
そして
離婚宣告の前に気づいた事を聞いてみると
「そういえば何日か前に、私が男友達と飲みに行き遅く帰りました。」
「昨日仲の良かった男友達と電話して、そのあたりから夫が冷たくなったかも。」
といった話が出てきます。
この時、旦那様の頭の中では、
妻が自分以外の男と楽しそうに飲んでいる絵
妻が自分以外の男と電話して楽しんでいる絵
が頭に浮かんでいるのです。
そして
「自分は妻から捨てられる」に繋がり
パニックになります。
パニックになってることで、
破壊的になってしまう。
「別れる」「お前の事が好きではない」と
言って深く相手を傷つける。
こういう思考回路になるのは夫にも問題がある事もあります。
妻の何気ない言動に対して
「相手にしてもらえなくなるかも?」と考え
てしまうのは
妻のことが好きだから、
また好きになって欲しいから、
根本はこれ
浮気やモラハラ、パワハラ、暴言、怒鳴る
なんていうのも、
冷たくなるのも、
急に冷めた態度を取るのも、
本質的には「愛」です。
カウンセリングしていると
不倫、浮気、パワハラetc
というネガティブな問題を扱っているようですが
根っこにみえてくるのは必ず
「愛」なんです。
したがって、
クライアントとカウンセリングすると
私がエネルギーわいてくるし、
クライアント様も自らに起きていることの
本質が分かって力がみなぎってくるんですね。
自分の、目の前で起きている事は
本質的にはどういうことなのか
それをわかりやすく、説明しているわけです
私たちは、
事象や相手の言動を
深く見ているようで、
違うところを見ています。
「大事にされていない」
「愛してくれない」
「私の言動が全て悪い」
いろんな色眼鏡で見ているのですね。
そんな物はとっとと外してしまえば
相手の平たい言葉だけでは無く、本当の気持ちや魂の訴えが聞こえてきますよ。
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