離婚が子供に与える影響3
11:老化現象の進み方が早い
幼い頃から家庭生活でストレスを感じながら生活することにより、成長する上で必要不可欠なテロメア細胞の増殖を遅くします。結果的に、皮膚や内蔵機能などの劣化を早め、平均寿命より早いタイミングで寿命を迎える等、短命になりやすくなる可能性が出てまいります。
12:0歳~2歳のお子様への影響
離婚するならお子様が父親の記憶を持ち始める前に、と考え離婚を選択する親御様が居ますが、明らかに父親の言動に大きな問題があり、子供への攻撃性から虐待するケースなどで、離婚しなければならないのは別として、考えなくてはならない事は、この年齢のお子様は親の愛情が十分でないと情緒が不安定な状況が続区可能性があり、性格形成の上で支障をきたす可能性があると言う事です。
片親になることでお仕事以外にも家事育児の負担が増え、お子様と接する時間が少なくなって参りますが、お子様と一緒に過ごす時間を意識的に作るようにし心がけましょう
13:3歳~6歳のお子様への影響
この時期のお子様は人間関係などの社会性を学習する時期に入るため、自分と他人の間に線引きするようになってまいります。周りの友人にはお父さんがいて自分、なぜ自分にはいないのか?疑問を持ち始めます。この様な場合、一時的な取り繕うようなウソを付くと親への不信感、余計に傷つく等の逆にストレスを大きくしてしまう結果になりかねないため、慎重になりましょう。
14:7~18歳のお子様への影響
この時期のお子様は、両親の離婚で苦しむ場合と、受け入れて立ち直る場合の2通りに別れます。苦しむタイプのお子供は精神年齢的に人生の過渡期で、離婚後の様々な生活や状況の変化から生じるストレスを受け止めて、そしてサポートをする両親の存在が必要です。ところが、離婚した親は離婚問題に時間を使い、生活の為の仕事をする時間、家事の時間が増える傾向にあり、お子供と関わる精神的余裕が無くなりやすくなります。結果、お子供が自分で解決出来ないくらいの不安や悩みを誰に向ければいいか?わからなくなります。
逆に離婚を受け入れるお子様は、それなりに生活の変化からくる苦痛はありますが、分かち合える友人がいれば精神的ダメージは少なく済みます。仲の良い友人がいれば、この時期のお子様は両親のサポートが無くても情緒の安定が図りやすくなります。
15:その他
ケンブリッジ大学の研究では、離婚がお子様の成長にマイナスの影響を及ぼす原因として、以下の5つを挙げています。
- 同居していない方の親とお子様と親子関係が薄くなること
- お子様の経済状況(学校に行けなくなる・習い事を辞めなければならなくなる)が悪化すること
- 親の労働時間が増え、接する時間が少なくること
- 両親の争いが続くこと
- 片親だけの育児で寂しい・心細いなどの精神的ストレスがかかること
以上のことを踏まえ、離婚は当人だけの問題ではなくお子様にも大きなストレスがかかると言うことを真剣に考えて判断してください。
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