自分を他者と比較するモラハラ夫(妻)

常に他者と自分を比べて、『落ち込む』『不貞腐れる』『いじける』などのマイナスな感情を抱き、その矛先を配偶者に向けるモラハラ夫(妻)がいらっしゃいます。

他者と比べるたびに・・・

・可愛くない

・センスが悪い

・収入が少ない

・仕事ができない

・性格が悪い

・話すのが下手

など、自分を否定するような発言が口から出てきます。このような比較を日常的に行なっていると・・・

・自己嫌悪

・自己憐憫

・自己憎悪

・絶望感

・無気力

さらにエスカレートすると、『無断欠勤』『育児放棄』等の現実逃避や、『自傷行為』など自己破壊的な行動を選択するようにもなってきます。

◯他者と比較することが癖ついている方への対処法です

①他者と比較している事を意識する、または認める

・比較思考と向きあう1歩は、意識する、または認める事です。簡単なように見えて無意識で行なっていると、中々気がつかないものです。まずは、普段自分が他者のことを考える際どのようなことを考えているか?紙に書き出すなどして、客観的に見てみましょう。すると、当たり前のように他者と比較していることに気がつくはずです。自分の『何』と他者を比較しているのか?の傾向が見えてきます。容姿、性格、環境、趣味、家族等。または、どういった状況の時に比較する傾向にありますか?  考えてみてください。傾向が見えてくると、それが比較する思考への合図となります。そして、その思考になった時は『比較しやすいタイミング』がきたと意識してください。そして、今していることや環境に目を向けるようにしましょう。比較にエネルギーを使っている事に気がつくはずです。

②比較している時の感情に目を向ける

・比較する事によって得られる感情として、『悲しみ』『不安』『心配』『妬み』『羨望』『恥』『嫉妬心』など、どのような感情が生まれるか?内観しましょう。そしてそれらの感情は自分へ『快』をもたらす感情か?を考えてみてください。きっと比較の先には自分の気持ちを穏やかにするものがあまり含まれていない事に気がつく筈です。

③リフレーミングをする

・他者と比較し、自分の中に短所が見つかったら、リフレーミングしてみましょう。※リフレーミングとは「物事を今と違った見方で捉え直すこと」です。例)マイペース→自分軸がある 等です。

・太っている→おおらかな雰囲気

・仕事が遅い→慎重

・目が細い→クール

・服の趣味が悪い→個性的

・収入が低い→倹約できる

など

④過去の自分と今の自分を比較する

・悩みを克服できる期待が大きい技法の一つです。例えば、この1年を振り返ってみて「以前は自分が苦しんでいた時、自分は技術、経験が足りなかったが、今はまだ上手く対処できないかもしれないけれど、真剣に向き合っているし、破壊的な言動はせず少しずつだが抵抗し、戦っている」など、過去の自分と比較し、改善しているところに着目し認める。または、受け入れるです。

◯チェックしてみてください

・他者と比較している事を意識する、または認めてますか?

・比較している時の感情に目を向けてますか?

・リフレーミングをしてますか?

・過去の自分と今の自分を比較して認めるところは認め、そんな自分を受け入れていますか?

仙台にお住まいの悩みを相談したい方、モラハラ改善カウンセリング、夫婦カウンセリングを受けたい方はご連絡下さい。

離婚、離婚届、モラハラ、暴力、アンガーコントロール、DV、性格の不一致、別居、セックスレス、復縁、連れ子、不倫、イライラ、暴言、夫婦関係などのご相談にのります。