怒りの感情を手放すには
怒りという感情は
1次感情が大きくなる事で出てくる
2次感情です。
では、1次感情にはどんなものがあるか?
・心配
・不安
・恐怖
・寂しさ
・恐れ
・悲しみ
です。
これらの1次感情が強くなったり、1次感情を隠そうとする時に2次感情が出てまいります。
「怒りを抑える事が出来ない」
「怒りを我慢する事が出来ない」
等、怒りを何とかフタする事で、夫婦関係、親子関係、職場の人間関係を円滑にしようとする方がいらっしゃいますが、1次感情をコントロールしない限り、2次感情である「怒り」をコントロールすることは難しいのです。
では、1次感情をコントロールする為にはどうしたら良いか?
その為には、感情が湧き起こるプロセスを知る必要があります。
感情が湧き起こる前に、「思考」「解釈」が必ず存在しており、「思考」「解釈」によって感情が作られます。
そして、「思考」「解釈」の前には何らか外的な刺激が関係しております。
例えば、
①子供が朝寝坊して、保育園への登園時間が遅れそう。そして、その後自分は会社に出社しなければならないが、このままでは遅刻して他の社員に迷惑をかけてしまう。
この時の1次感情は「不安」です。
この1次感情が大きくなると、
子供に対する「怒り」が生まれます。
これが「2次感情」です。
では①の思考・解釈を変えたらどうなるか?
子供が朝寝坊して、保育園への登園時間が遅れそう。そして、その後自分は会社に出社しなければならないが、このままでは遅刻して他の社員に迷惑をかけてしまうかもしれないが、子供が寝坊した事は、「過去」だから変えられないし、今自分が出来る事は会社に「出勤が遅れるかもしれない」と事前に伝える事で、他の社員が出来るだけ困らないように、こちらの状況を伝えておこう。
と考えたら、1次感情の「不安」は2次感情の子供に対する「怒り」が湧き起こるほど強くなるでしょうか?
つまり、起きた事に対する「考え方」や「解釈」を変える事で、1次感情を小さくする事が可能になります。
怒りをコントロール出来ない方は、その前の「思考」「解釈」を選べば、怒りといった感情が出づらくなってきます。
感情コントロールが出来ず並んでいる方は、その前の「思考」「解釈」を変える意識してみて下さい。
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