子どもへの暴力を辞めたい
仙台でカウンセリングしている佐々木です。
子どもに暴力を働く自分を責めている方へ。
ご理解いただきたいのは、我が子への怒りの背景には「寂しさ」「虚しさ」や「育児によるストレス」というような
【心理的背景の関係】
があるということです。
「子どもにとって完璧な母親でありたい」のに出来ない、プラスして「子どもが思ったようにしてくれない」
というフラストレーション、これらがコップに溜まっていき、溢れた時に感情がバーストして子どもに手を挙げる
につながっていきます。
また、子どもへの怒りは「昔の自分に対する怒り」の場合もあります。
我が子に、過去に親に理解してもらえなかった自分、受け入れてもらえなかった自分を重ね合わせているケースがあります。
「この子が私の言うことを聞かない理由はなんなの?」
というストレスの真逆に、
「どうして母親はわたしを理解しようとしてくれなかったの?」という寂しさが眠っているのかもしれません。
こどもに怒る前に「冷静になる」ための身体のサインを見つける練習をお伝えします。
心臓の動きが早まる、表情筋がぴくぴくする、肩や眉間に力が入る、手が震えるなど、
感情が高まる前に、何かしらの整理反応が体に現れます。
このようなサインに気づけたら、外に出て深呼吸する、水を飲む、顔を洗う、落ち着くまで別の部屋にいる
このような些細な行動を取り入れてみましょう。
これが怒りを大きくしない為の大きな一歩になります。
数秒、数歩がその後の行動を変える大きなエネルギーになります。
本当はやさしくしたいのに、難しいと感じるときは、「学校でどんなことがあったの?」
といった何気ない会話や、手を握る等のスキンシップを意図的に取り入れて、0から関係を作っていく感覚で関わってみてください。
最後になりますが、自分を責めすぎず「一生懸命やっているけど〇〇と感じて辛かったんだね」と、
自分に優しく言ってあげてください。
それが、子供への関わり方の大きな第一歩です。
少しずつ、心に向き合ってみてください。