臨床心理学者のウィラード・ハリー博士は、夫婦がパートナーに望むことは、夫と妻では大きく違いがあり、特に強く期待することは以下の通りになります。

○妻が夫に期待すること

・愛情表現

女性は愛する男性から愛されていると常に実感していたいと強く思っています。つまり、妻は夫から妻が望む形の愛情表現を強く望んでいます。

・会話

結婚した後、夫への不満として挙げられるのは、「私の話しを聞いてくれない」「会話が少ない」です。出来るだけ会話をする時間を作ることで女性は安心します。

 

・嘘をつかない、誠実

妻は、夫が自分に隠し事なく正直に話してくれているという、安心を望んでいます。

・経済的な安定

女性は結婚を決める時、「この人と結婚して、お金の心配ない生活をおくれるか？」と考えます。ただし、今回のコロナのようにいつ仕事が減り収入が落ち、生活が変わるか分かりません。こんな時は、旦那様1人で抱え込まず、奥様に正直に相談することで、かえって夫婦の絆を深める事もあります。

・子供への愛情

奥様の希望としては、子供の世話や教育に一緒に関わって欲しいという気持ちがあります。

・共感して欲しい

女性脳の特徴として、感じたこと思ったことを共感して欲しいという気持ちが男性に比べて強いので、意見やアドバイスではなく積極的にわかってあげる事が大切になります。

○夫が妻に期待すること

・性的欲求を満たして欲しい

男女の愛情と性欲の比率は対照的です。女性が愛情:性欲＝8:2又は7:3に対して、男性は愛情:性欲＝3：7又は2：8位の割合です。女性が「愛のないセックスは耐えられない」と思うのに対して、男性は「セックスのない愛情はありえない」と考えます。男性心理として、何度もセックスを妻に断られると、不信やイライラにより妻への愛情が薄れてしまいます。

・共通の趣味があること

夫は自分の趣味や遊びを妻と楽しみたいという欲求を持っているので、たまに付き合うと夫は喜びます。

・女性としての魅力

男性は女性に比べて視覚情報に大きく影響を受けるので、外見的に男性から見て魅力的な状態を保つと夫の妻への関心は継続しやすくなります。

・内助の功

男性の持つ欲求として、「家の家事は妻がやり外で仕事をしている自分をサポートして欲しい」という基本的欲求があります。今は女性も男性と同じく外で働いているので、物理的に難しい部分もありますが、家事を快く行う女性に男性は好意を持ちます。

・男として価値を認めて欲しい

男性は力の欲求が強いので、人から承認されることを喜びます。特に、普段自分を見てくれている妻から称賛されると喜びと勇気が湧いてきます。

 

男性と女性では相手に求めているものが、違いがあります。自分がされて嬉しいことが違うケースもありますので、何かしっくりこないと思ったら、男女の違いについて考えてみてください。

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