境界性パーソナリティー障害の妻への関わり方①
境界性パーソナリティ障害は、感情や気分が不安定になりやすく、二元関係に支障をきたす「人格障害」の一種です。
境界性パーソナリティ障害は結婚生活にも大きな影響を及ぼすことがあります。
女性に多いとされており、奥さまの気質が原因となって、別居や離婚を考える旦那さまも少なくありません。
今回から「境界性パーソナリティ障害を持つ奥さまとの関わり方」について、3回に分けて解説していきます。
はじめに「境界性パーソナリティ障害とは何か」について見ていきましょう。
境界性パーソナリティ障害は「人に見放されたくない」「拒絶されたくない」といった不安が強く見られたり、気分が落ち込むと「死にたい」と強く思ってしまったりする人格障害の一種です。
境界性パーソナリティ障害を持つ方には、以下のような特徴が見られることがあります。
・「見捨てないで」と口にすることがある
・感情の起伏が激しく、コントロールできていない
・「好きだ」と言ったり「嫌い」と言ったり、1日の中で矛盾がある
・衝動的な行動や危険な行動がみられる
・「自殺したい」「死んでやる」などの発言が聞かれる など
上記のような言動・行動によって、交友関係や恋人・パートナーとの関係が崩れてしまうことが多くあります。
また、境界性パーソナリティ障害の方は、自分の気質によって人間関係が崩れることに悩んでいる方もいます。
そのため、夫やパートナーから離れられることを過剰に心配し、不安定になる場合もあるのです。
こうした気質は生まれつきの場合もあり、ストレスへの耐性が低いことで生じやすくなります。
境界性パーソナリティ障害の奥さまと接する場合、このような気質であることを理解しておかなければ、良好な関係を保つことも、奥さまを支えることも難しくなってしまいます。
境界性パーソナリティについてもっと深く知りたい方や、奥さまとの関わり方に悩む旦那さまは、ぜひお気軽に仙台ハートフルラボへご相談ください。
次回は「境界性パーソナリティ障害の奥さまの言動・行動」について解説します。
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