パーソナリティ障害は「病気」じゃない。あなたは、壊れてなんかいない。
「また情緒不安定って言われた」
「めんどくさい女だと思われてる」
「どうせ私なんて、生きてる価値ないんだよ」
そんなふうに、自分を乱暴に扱ってしまうあなたへ、
今日は、そっと伝えたい言葉があります。
こんにちは。
仙台メンタルハートフルラボの佐々木です。
僕のもとには、
「私はパーソナリティ障害かもしれない」
「感情がうまくコントロールできない自分が怖い」と、
不安を抱えて来られる女性がたくさんいます。
傷つきやすくて、依存的になってしまって、
人に嫌われたくなくて、つい我慢を重ねて──
でも、ほんの少しでも無視されたように感じると、心が一気に崩れてしまう。
そういう苦しさに、「甘えだ」「メンヘラだ」とレッテルを貼られ、
ますます自己否定を深めてしまっている人がいます。
でも、どうか覚えていてほしいんです。
パーソナリティ障害は、“壊れた心”なんかじゃない。
そして、それは“病気”でもありません。
たとえば境界性パーソナリティ障害のように、
強い不安定さや孤独感を抱えやすい状態はあります。
でもそれは、過去の傷や、深い孤独に耐えてきた証でもあるんです。
“愛されたかったのに愛されなかった”
“信じた人に裏切られた”
“安心できる居場所がなかった”
そうした積み重ねの中で、心がどうにか生き抜くために選んだ防衛反応が、
いまのあなたの反応なのかもしれません。
だからこそ、責める必要なんてない。
「こんな自分じゃだめ」と思わなくていい。
あなたが悪いわけじゃない。
「自分を守るために必要だった形」だっただけなんです。
そしてもうひとつ、伝えたいことがあります。
パーソナリティ障害は、“変われる”ものです。
しかも、薬や病院だけに頼らなくても、
内観力──つまり「自分の心の動きに気づく力」を育てていくことで、
少しずつ穏やかな日常は取り戻せます。
自分の怒りの根っこ、
涙の理由、
執着の裏にある「ほんとうの願い」
それに気づいていく過程は、ときに苦しくもありますが、
ちゃんと心は応えてくれます。
ちゃんと、変わります。
あなたは、はみ出し者なんかじゃない。
ただ、人よりちょっと“感じやすい”だけ。
だからこそ、人の痛みにも気づける優しさを持っているはずです。
だから、自分を乱暴に扱わないでください。
自分に優しくすることは、
わがままなんかじゃなく、生きる力です。
仙台メンタルハートフルラボでは、
パーソナリティ障害に悩む方のカウンセリングも行っております。
「どうせ私なんて」と思ってしまうその気持ちの奥に、
あなたの本当の想いが眠っています。
一緒に、そこに触れていきましょう。
今日も、あなたの心に、そっと光が差しますように。