【買い物依存症・衝動買いが止まらない方へ】買っても満たされない理由とは

買っても、買っても、また欲しくなる。
部屋には使っていないモノがあふれていて、
本当は「もうやめたい」と思っているのに、やめられない。

──そんなふうに買い物をやめたいのにやめられない人に、今日は少し違った視点をお届けします。

 

こんにちは。
仙台で買い物依存症のカウンセリングも行っている、心理カウンセラー佐々木です。

「欲しいから買っている」ようでいて、
実は「買う」という行為自体に依存してしまっている。
それは、“脳の働き”と深い関係があります。

 

買い物依存症は、「脳が快感を記憶している」から起こる

人が買い物をするとき、脳の中では「ドーパミン」という物質が分泌されます。
これは、ワクワクや快感を感じたときに出る物質です。

つまり、買い物をした瞬間、脳は一時的に“ご褒美”を受け取る状態になるのです。

そしてその快感は、「またやりたい」「また得たい」という欲求を生みます。
その結果、気がつけば「買うこと」が目的になり、
モノの価値よりも、“買うという行動”自体が脳の報酬になってしまうのです。

 

買い物衝動の裏にある、心の“空白”

買い物をすると、なぜか一瞬だけ気持ちがスッと晴れる。
けれど、数時間後には「また何か欲しい」と感じてしまう。

それは、心のどこかに埋まらない“空白”があるからかもしれません。

  • 日常のストレス

  • 寂しさや不安

  • 自己肯定感の低さ

  • 誰にも認められていないという感覚

そうした心のざわつきを、買い物で一時的に押さえ込もうとしていませんか?

でも、それでは根本的な解決にはなりません。
一時の快感のあとにやってくるのは、罪悪感や虚しさ、そして部屋に残された大量のモノたちです。

 

「ときめくものだけを買う」──これは贅沢ではなく、“自分へのやさしさ”

買い物は、悪いことではありません。
でも、“買わずにいられない”状態になるとき、
それはあなたの心が「本当は別の何かを求めている」サインかもしれません。

そんなときは、自分に問いかけてみてください。

「これ、本当に欲しい?それとも、今の空虚さを埋めたいだけ?」

その問いかけができたとき、
あなたはもう、衝動ではなく“意志”で選ぶ人になっています。

そして、選ぶ基準はただひとつ。
「ときめくかどうか」

あなたの心がほんのり笑顔になるような、
そんなモノたちに囲まれる暮らしの方が、きっと心も軽やかに整っていきます。

 

「足りない」感情を、買い物以外で満たす方法を探してみよう

買い物の快感に慣れてしまった脳は、
最初は戸惑うかもしれません。
でも、買い物以外にも、あなたの心を満たす方法はたくさんあります。

  • 好きな音楽を聴く

  • ひとりでカフェに行く

  • 誰かと他愛ない話をする

  • 自然の中を歩く

  • 心が動く本を読む

心をふっと緩める瞬間を、モノ以外にも見つけていくこと。
それが、あなたの“買い物依存”にブレーキをかける第一歩になります。

仙台メンタルハートフルラボでは、
買い物依存や衝動的な行動に悩む方のカウンセリングも行っています。

「わかっているのにやめられない」
「人には言いにくいけど、本当は困っている」

そんなときは、一度だけでも言葉にしてみてください。
あなたの奥にある思いと向き合うことで、
“買うこと”以外の選択肢が少しずつ見えてきます。

あなたは、ちゃんとコントロールできる人です。
今は少し、心が疲れていただけ。
今日もあなたの穏やかな暮らしを応援しています。

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