【夫婦関係に悩みはじめたあなたへ】他人は変えられない。変えられるのは、自分の“伝え方”かもしれない
「最近、喧嘩が増えた」
「昔のような優しさがなくなった」
「もしかして、もうこの人と合わないのかも…」
──そんなふうに思い始めている30代以降のご夫婦へ。
今月は「夫婦関係向上月間」として、夫婦の関係性を見直すヒントを連続でお届けします。
こんにちは。
仙台で夫婦問題やパートナーシップに関するカウンセリングを行っている、心理カウンセラーの佐々木です。
今回は、関係がこじれ始めたときに大切な視点──
**「内的コントロール」と「外的コントロール」**についてお伝えします。
夫婦は“他人”──だからこそ、コントロールできない
恋愛の延長で夫婦になった私たちは、
つい「パートナーとはわかり合えて当然」と思ってしまいがちです。
でも、夫婦とは“他人”同士が共に生きることを決めた関係。
長く一緒にいれば、価値観のズレや生活習慣の違いが浮き彫りになるのは自然なことです。
その違いに直面したとき、私たちは無意識に「相手を変えよう」としてしまいます。
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「もっと優しくしてよ」
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「普通はこうでしょ?」
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「私の気持ち、察してよ」
でもこれ、実は**“相手をコントロールしようとする言葉”**になっているかもしれません。
外的コントロールとは?──“あなたを変えたい”という力の押しつけ
心理学でいう**「外的コントロール」**とは、
相手を変えようとする言動のことを指します。
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脅し、責める、命令する
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期待通りの反応を求める
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「こうあるべき」と押しつける
一見正論のように聞こえても、
受け取る側は「否定された」「自由が奪われた」と感じてしまい、
心が閉ざされる原因になります。
内的コントロールとは?──自分の反応に責任を持つこと
一方、**「内的コントロール」**は、
相手ではなく“自分の内側”に目を向ける姿勢です。
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自分がどう感じたのか
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何を望んでいるのか
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相手にどう伝えたいのか
たとえば…
×「なんで私の気持ちがわからないの?」
◎「私は、もっとわかり合いたいと思っているよ」
言っている内容は似ていても、伝わり方はまったく違います。
前者は“責め”、後者は“願い”。
後者の方が、相手の心を開く余地があるのです。
夫婦関係をこじらせないための、3つの内的コントロール習慣
① 「どう伝えたいか」を意識する
伝える前に、自分に問いかけてみてください。
「これは相手を動かしたい言葉? それとも、自分の気持ちを伝える言葉?」
② 期待より、感謝を言葉にする
「もっとこうしてくれればいいのに」ではなく、
「してくれてうれしかった」「助かったよ」を増やしていく。
それだけで、関係の空気がゆるやかに変わっていきます。
③ “相手の自由”を尊重する
たとえ納得できなくても、
「この人にはこの人の考えがあるんだ」と手放すことが必要なときもあります。
それが、心のゆとりを生みます。
相手を変えたいと思ったときこそ、自分を見つめてみる
夫婦関係は、“鏡”のようなものです。
相手の反応に不満があるとき、自分の言葉や態度がどうだったか、ふと振り返ってみる。
それは、自分を責めるためではなく、より良い関係に“今から”変えていくための問いかけです。
仙台メンタルハートフルラボでは、
「夫婦の関係を立て直したい」
「気持ちをうまく伝えられない」
そんなご相談を、温かく受けとめています。
あなたの関係が、
“相手を変える関係”から、“支え合える関係”に変わることを願って。
今月はこのテーマを連続して発信していきますので、ぜひ続けてご覧くださいね。
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