【夫婦の話し合いがいつも平行線…】アサーションで“伝わる会話”に変わります
「また言い合いになってしまった」
「私は冷静に話してるつもりなのに、どうして怒られるんだろう」
「いつも最終的に、どっちかが我慢して終わってる気がする」
──そんなふうに、**「話し合いがかえって関係を悪化させてしまう」**という経験、ありませんか?
こんにちは。
仙台で夫婦関係の修復・コミュニケーション改善をテーマにカウンセリングを行っている、心理カウンセラーの佐々木です。
今月は【夫婦関係向上月間】として、関係性を育むヒントを連続してお届けしています。
今回は、“自分も相手も大切にする伝え方=アサーション”についてお伝えします。
話し合いのはずが「押し付け合い」になっていませんか?
夫婦関係の相談で非常に多いのが、
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「ちゃんと話したいのに、聞いてもらえない」
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「私ばかりが一方的に責められる」
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「最後は、私が折れて終わることが多い」
こうした“すれ違いの構造”です。
話し合いは「分かり合うため」にするはずなのに、
気づけば**「どちらの正しさが上か」**を競ってしまっていませんか?
■ “外的コントロール”は関係を壊す
相手をコントロールしようとする言葉──
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「普通はこうでしょ?」
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「あなたが間違ってる」
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「それってどうかと思うよ」
これらはすべて、**“外的コントロール”**と言われるものです。
外的コントロールは、相手の思考や行動を変えようとする力。
しかしそれは、言われた側にとっては**「否定」や「圧力」**として受け取られやすく、結果として心の扉が閉じてしまいます。
アサーションとは?──自分も相手も尊重する“伝え方”
**アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)**とは、
**「自分の気持ちや考えを正直に伝えつつ、相手も尊重する姿勢」**のこと。
簡単に言えば、“Win-Win”の話し合いを生むコミュニケーションスタイルです。
アサーションの3つの柱
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正直さ:自分の本音を大切にする
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率直さ:回りくどさを避け、誠実に伝える
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共感性:相手の立場や気持ちも理解する姿勢を持つ
例えば、こんなふうに言い換えてみる
✖「なんで分かってくれないの?」
◎「私はこう感じてるんだけど、あなたの考えも聞きたいな」
✖「あなたが悪い!」
◎「私はこうされるとつらい。どうしてこうしたのか教えてもらえる?」
たった一言の違いが、相手の心の受け止め方を大きく変えるのです。
アサーティブな夫婦関係がもたらす変化
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一方的な我慢が減る
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会話の温度が下がる
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ケンカの時間が減る
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相手の気持ちに気づきやすくなる
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何より“言っても大丈夫”という安心感が育つ
これは、どちらか一方が努力するのではなく、お互いが少しずつ練習していくことが大切です。
「本当にこの人でよかったのか」と思ったあなたへ
夫婦は、変化しながら育っていく関係です。
喧嘩が増えたのは、終わりのサインではなく、
もしかしたら「もっと深くわかり合いたい」という心の叫びかもしれません。
そのすれ違いを責め合うのではなく、
“言い方”や“伝え方”から変えてみることで、関係はゆるやかにほどけていきます。
仙台メンタルハートフルラボでは、
夫婦関係に悩む方へ、アサーションや内的コントロールをベースにしたカウンセリングを行っています。
「伝え方を変えたい」──その小さな一歩を、私たちは応援しています。
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