【主婦は家のことだけやってればいい?】頼られたい夫と、自立したい妻のすれ違いとは

仙台で夫婦カウンセリングをおこなっている、心理カウンセラーの佐々木です。
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今月は【夫婦関係向上月間】として、すれ違いや価値観のギャップに関するテーマを連続でお届けしています。
今回は──**「頼られたい夫」と「自立したい妻」がなぜぶつかるのか?**という視点から、心の奥にある孤独と希望を見つめていきます。

「家のことだけ、やってくれればいいよ」
その言葉が、どうしてこんなにも苦しかったんだろう。


■ 自立したい妻の心の中には、こんな声がある

・「妻として、母として…その役割しか“認められていない”気がする」
・「自分が社会に必要とされてるって感じたい」
・「“ありがとう”じゃなくて、“信じて任せてほしい”」

女性の中には、“誰かに頼る”ことよりも、
誰かの期待に応えられる存在でありたい”という強い思いを抱く人も少なくありません。


■ 夫は「頼られたい」ことで愛情を実感する

一方で、多くの男性は「自分が役に立てているかどうか」で、
パートナーからの信頼や愛情を実感する傾向があります。

・「手伝うよ」→「ううん、自分でやるからいい」
・「何かしてほしいことある?」→「大丈夫、一人でできるから」

こうした会話が続くと、男性は
**「頼られていない=愛されていない」**と感じてしまうこともあるのです。


■ 「気を遣われてる」と「放っておかれてる」は違う

夫:「最近、妻が何も言ってこない。自由にさせてくれてるんだと思ってた」
妻:「もう期待しなくなった。言っても無駄だと思ったから」

夫が“気を遣ったつもり”の態度は、
妻にとっては“見放されたような虚しさ”になってしまうことがあります。

放っておかれるのと、自由に任されるのは違う。
「あなたの意思を信じて任せたい」と「勝手にやってくれ」は、まったく違う言葉です。


■ 妻でもなく、母でもなく、私として生きたい

結婚して、子どもが生まれて、役割が増えて──
いつの間にか「“〇〇のための存在”としての自分」ばかりになっていませんか?

  • 妻としての私

  • 母としての私

  • 家事担当としての私

けれど、本当に満たされるのは、
“誰のため”でもない「私」という人間が認められたときではないでしょうか。


■ 社会に必要とされることは、贅沢じゃない

「家のことやってくれてるだけで十分」──
それはきっと、感謝の気持ちのつもりかもしれません。
でも、それだけじゃ足りない。

・「私は誰かの役に立ってる」
・「私がやりたいことを、誰かが応援してくれる」
・「“あなたなら大丈夫”って言ってもらえる」

そうした実感こそが、“自立したい”女性たちの心を支えている柱なのです。


■ 夫婦で見直したい「認め合い」のかたち

✔ 妻:「頼らない=冷たい」じゃない
✔ 夫:「任せる=放置」じゃない

言葉にすること、認め合うこと。
「気を遣う」のではなく、「気持ちを伝え合う」関係へ。
そこに、ふたりらしい関係のヒントが見えてくるはずです。

 

仙台メンタルハートフルラボでは、
夫婦関係の再構築・改善に向けたカウンセリングを行っています。

もし今、あなたが「もう限界かも」と感じていたら──
まずは“感謝の数え直し”から、夫婦関係を見つめ直してみませんか?

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