【褒められるのが苦手なあなたへ】卑下・謙遜のクセをやさしくほどくヒント

「褒められるのが苦手」「褒められると戸惑う」
そんなふうに感じているあなたへ。

「その服、すてきだね」
「最近がんばってるよね」
「ほんとにすごいと思う」

そう言われたとき、つい「いやいや、全然そんなことないよ」と笑って返してしまう。
本当は、うれしいはずなのに──。
その“謙遜のクセ”、ほんの少しだけ見直してみませんか?

 

こんにちは。
仙台で自己肯定感や人間関係に関するご相談を承っている、心理カウンセラーの佐々木です。

 

「褒められたい」けど「受け取れない」──心の矛盾

多くの人が「認められたい」「見ていてほしい」という気持ちを持っています。
でもいざ褒められると、なぜか居心地が悪くなってしまう。
それは、“迎合行動”という心のクセが働いているからかもしれません。

 

ありがちな迎合行動4パターン

心理学では、相手に好かれたいがゆえに自分の本音を抑えてしまう反応を「迎合行動」と呼びます。
その中でもよく見られるのが、以下の4つのパターンです。

① 卑下(自分を下げる)

「いえいえ、私なんて全然まだまだで…」と自分を否定することで、相手との距離をとろうとする反応。

② 賛辞(相手を持ち上げる)

「〇〇さんの方がもっとすごいですよ」と話題をすり替え、自分に向けられた賞賛をそっと流します。

③ 同調(意見を引っ込める)

「そうそう、私もそう思ってました」と自分の本音よりも相手に合わせる反応です。

④ 親切(お返しでごまかす)

「そんなふうに言ってもらえて嬉しいです。今度なにかあったら力になりますね」など、賞賛に“行動で返す”ことにすり替えます。

 

なぜ素直に「ありがとう」が言えないのか?

迎合行動は、**「嫌われたくない」「勘違いしてると思われたくない」**という防衛本能のあらわれです。
でもその反応は、自分自身の喜びを否定してしまう悲しいクセにもなり得ます。

せっかくの言葉を受け取れないと、相手の好意も空振りに終わってしまいます。
褒めてくれた人にとっても、それはちょっと寂しいことですよね。

 

褒め言葉は、素直に受け取っていい

「そんなふうに言ってもらえて嬉しいです」
この一言だけで、賞賛をくれた人の心も、あなたの心も、ほっとあたたまります。

褒められるのは、あなたがそれに値するから。
誰かの目に、ちゃんと輝いて映っているからです。
それを“謙遜のマスク”で打ち消さずに、そのまま受け取ってみる勇気を、少しずつ育ててみませんか?

仙台メンタルハートフルラボでは、
「素直になれない」「褒められると逃げてしまう」といった、自己否定のクセや対人関係の悩みに寄り添うカウンセリングを行っています。

誰かがあなたを見てくれた、その瞬間を、
どうか自分の価値として、心に残してあげてください。


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